みなさんこんにちは!
漢方薬剤師の原明奈です。
本日4月8日は花まつり
お釈迦様の生誕祭です♪
せっかくであればご自宅で花まつりをいかがでしょうか。
このときに飲む「甘茶」は天然のカロリーゼロの甘味。
ダイエット中の方は糖質のコントロールにもなりますよ。
目次
甘茶
甘茶が使われる「花まつり」
甘茶は現在でも仏教の行事で登場します。
4月8日は何の日かご存知ですか。
この日はお釈迦様の生誕を祝う行事があり「灌仏会(かんぶつえ)」といいます。
この行事は「花まつり」の名でも親しまれています。
春の花々で飾られた小さなお堂に「甘茶」を湛えた水盤があり、その中の仏像に甘茶を注いで参拝するのが慣わしです。
華やかな行事ですね!
甘茶はこんなときに
砂糖の代用、花まつりに
甘茶とは
アマチャはアジサイの仲間。
伊吹山では、昔から甘茶を製造していたことが知られています。
アマチャの葉を乾燥させてから、水気を与えて発酵させると甘味がでてきます。
さらに天日干しをして、ときどき揉みながら乾燥させます。
これで甘茶の出来上がりです。
そしてどのくらい甘いかというと砂糖の1000倍と言われています。
私も飲んだことあるのですが、本当に少量でとっても甘いんですよ。
それなのにほぼノーカロリーです。
糖質を制限したい方にぴったりです。
糖尿病患者さんの食事の甘味付けにも使われているようです。
甘茶はなぜ甘いの?
フィロズルチンとイソフィロズルチンが含まれています。
これが甘茶の甘味の正体になります。
かつて砂糖が普及するまでは甘味料として利用されていました。
そしてフィロズルチンにはアレルギーを抑えたり歯周病予防のはたらきがあります。
甘茶の入れ方
甘茶2gくらいを1リットルの水で煎じてください。
お湯に浸して3分くらい蒸らしてもできます。
最初は甘茶の量を少量で始めてください。
ほんの少しの量で驚くほど甘くなりますので注意です。
花まつりで甘茶が出されたときに甘味が強すぎて、飲んだ園児の体調が悪くなったとの報告があります。
砂糖の誘惑
ちょっと話を変えて砂糖のお話をしますね。
なぜ砂糖が欲しくなる?
控えようと思っていても、食べたくなってしまう甘いもの。
このケーキに使われる砂糖が砂糖でなかったらよいのにと思いませんか?
砂糖をなぜ取りたくなってしまうかというと、実は別名マイルドドラッグともいわれ麻薬のような依存性があるといわれています。
つねに砂糖が入ったものを探し求めてしまうんですね。
カロリーゼロの人工甘味料は?
そして砂糖を取りたくないけれど甘いものが欲しいというニーズに合わせて、人工甘味料があります。
甘さは感じるけれどカロリーゼロというのが魅力ですね。
ただ私は人工甘味料をおすすめいたしません。
人工甘味料はまだまだ歴史が浅く、長期に食べた場合に身体にどういう影響が出るかが分かっていないからです。
あまり良くない報告も出ています…。
できれば歴史も長く安心できるもので、砂糖の代用としたいですね。
甘茶、よければ取り入れてみてください♪