和漢美容の専門家、漢方薬剤師の原明奈です。
こちらは2019年3月3日に書いた記事になります。
過去の記事に再度追記をしてお送りいたします。
夏場のあせもには桃の葉のお風呂がぴったり
3月3日は桃の節句
今日は東京目黒にてイベントをしまして、ご参加者のかたに桃の節句にちなみ桃葉をプレゼントしました。
⇑ご参加者のひとり、女優の秦ありささんと。
漢方薬には桃は欠かせない植物です。
桃の種(桃仁)は女性の血をめぐらすために使います。
▼桃仁が入った有名な漢方薬「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」はこちらの記事をご覧ください。
桃の葉
こんな方に
肌荒れ、湿疹、あせもなど
桃の葉とは
バラ科の桃の葉っぱです。
桃はとっても美味しい果物ですが葉っぱも活用できます。
これから気温があがるにつれて肌が汗ばんできます。
そんなときに重宝する桃の葉。
桃の葉ローションはご覧になったことはありますか?
桃の葉の成分は優しく、赤ちゃんの肌にも使えます。
汗をかきやすい赤ちゃんには欠かせないですね。
そしてお風呂で入浴剤として桃の葉を使うのもおすすめです。
梅の花のようなリラックスする香りが広がりますよ。
本日は桃の節句ですので香りを楽しみながら入浴いただくのも良いですね。
桃の葉湯
桃葉の湯は昔は夏の土用の日に入る風習がありました。
2019年の夏の土用は7月20日から8月7日です。
この風習はとても理にかなったもの。
桃の葉には肌の炎症を抑えるはたらきや、収斂作用があります。
このはたらきで、夏場の紫外線による肌のほてりをしずめる、ダラダラ出てしまう汗をひきしめる、あせもを改善するなどの効果が期待できます。
肌が弱い方でも安心して使えます。
桃葉湯の入れ方
桃の葉をそのままお風呂に…
としたいところなのですがお風呂の温度は低いためそのまま入れてもあまりエキスが出てきません。
少し手間ではありますが鍋に適量の水と桃の葉20gをいれて、弱火で10分~15分煮出します。
それをお風呂に入れてください。
いかがでしたでしょうか。
桃の葉の力をかりてお肌をすべすべに。
お風呂で和漢美容ケアをおたのしみください。
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