みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
本日取り上げるのは、頭痛に使う漢方薬。
頭痛薬でなかなか収まらない、頭痛薬を使いたいけれど胃の調子が悪くなる…という方に。
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
こんな症状の方に
頭痛、吐き気、しゃっくりなど
この漢方薬の構成
- 呉茱萸:胃腸の余分な水を除き気を下に降ろし、吐き気を止める
- 生姜:身体を温め、消化を助け、吐き気を止める
- 人参・大棗:元気を補い、身体を温め、胃腸を整える
この漢方薬のはたらき
身体が冷えている方に使うのが前提です。
お腹を温め冷えを取り除くことで、頭痛をしずめます。
冷えが原因にある場合の、吐き気、しゃっくりを止める働きもあります。
胃に冷えがあると体の中のめぐりが邪魔されるため、気や血の流れが乱れて頭の方へ向かっていきます。
呉茱萸湯は、この流れを正常にしてくれる漢方薬です。
(⇑商品にリンクしています。ちょっと苦味があります。レモンの苦味のような感じです。クセになる味かもしれません。)
いかがでしたでしょうか。
「頭痛。西洋薬でもなかなか治らない方へ。」をお送りしました。
頭痛は意外にお腹の冷えからきていることがあるんですよ。
頭痛でお困りの方、一度お試しください。
天気の変化で頭痛の方には五苓散がおすすめです。
「お薬一覧(五十音順)」
⇑これまでに登場したお薬をまとめています。ご参考ください。