漢方

日本のお風呂に重宝される、五木八草湯(ごぼくはっそうとう)

投稿日:2020年3月4日 更新日:


みなさんこんにちは。

漢方薬剤師の原明奈です。

今日はお風呂、薬湯のおはなし。

和ハーブの本からの話題です。

五木八草湯(ごぼくはっそうとう)

日本でお風呂の中に薬草をいれる風習は古くからあります。

その中でも五木八草湯といって、五つの木八つの草が良く使われます。

・五木:モモ(桃)、ウメ(梅)、ヤナギ(柳)、クワ(桑)、エンジュ(槐)

・八草:ショウブ(菖蒲)、ヨモギ(蓬)、オオバコ(車前草)、ハス(蓮)、オナモミ、クマツヅラ、ハコベ、スイカズラ

五木で取り上げられている植物

モモ(桃)、ウメ(梅)、ヤナギ(柳)、クワ(桑)、エンジュ(槐)の5つですが、私がよく入浴剤や薬草を扱う時にみるのは、モモとクワです。

◆モモ(桃)

モモは入浴剤で使う時にはを使います。

こちらに記事にしていますのでご覧ください。

赤ちゃんの肌にも優しく、夏場のあせも対策になります。

紫外線による肌のほてりや夏場のあせもに、桃葉のお風呂

オルビスから出ている化粧品のオルビスユーというシリーズにも桃の葉は配合されています。

桃の種(仁)は漢方薬の中に入ってくることが多く、女性の悩み(生理不順、肌荒れ)に欠かせません。

有名なものですと桂枝茯苓丸があります。

シミ・肩こり・月経不順‥女性の8割が飲むべき漢方「桂枝茯苓丸」

◆クワ(桑)

クワは日本ではカイコとともに伝えられ、歴史の長い植物ですね。

クワの葉は健康食品で良く使われることが多く、クワの根皮(ソウハクヒ)は薬用で入浴剤、化粧品、漢方薬で良く使われます。

咳止め、糖尿、高血圧に対して使われますが、入浴剤としては肌荒れを落ち着かせる目的として使います。

化粧品では美白目的で配合されることが多いソウハクヒ。

色素沈着を抑制したり、セラミド合成促進による保湿作用があります。

八草で取り上げられている植物

ショウブ(菖蒲)、ヨモギ(蓬)、オオバコ(車前草)、ハス(蓮)、オナモミ、クマツヅラ、ハコベ、スイカズラの8つ。

◆ショウブ(菖蒲)

ショウブは香りが良く、血行を良くするはたらきがあります。

菖蒲湯(しょうぶゆ)は5月5日の端午の節句の日に、この根や葉を入れてお風呂にはいる行事があります。

菖蒲は邪気を払うといわれていること、「勝負」にもかけて男の子がたくましく成長することを願っています。

◆ヨモギ(蓬)

ヨモギはこちらで体を温めるお茶としてご紹介。

お風呂にいれても身体を温めるはたらきがあります。

妊婦さんでも安心!冷えとり薬草茶 ~よもぎ~

◆オナモミ

オナモミは、小さいころくっつき虫として遊んでいたこちらのことです。

あせもや皮膚炎に良いようです。

なんと現在は絶滅危惧種に指定されているとのこと。たしかに見なくなったようなきがします。

◆スイカズラ

スイカズラは生薬名では忍冬(ニンドウ)や金銀花(キンギンカ)と呼びます。

喉の痛みからくる漢方薬「銀翹散(ぎんぎょうさん)」にも入ります。

喉からの風邪はどんな漢方薬が良い?銀翹散ってどう効くの?

おすすめの薬草入浴剤

上記の薬草が入った、おすすめの入浴剤はこちらの記事で紹介しています。

私も愛用しています。

ぜひご覧ください♡

老舗生薬屋、漢方薬局のお肌すべすべ入浴剤

いかがでしたでしょうか。

「日本のお風呂に重宝される、五木八草湯(ごぼくはっそうとう)」をお送りしました。

入浴剤は買うだけではなく、お庭や道端に生えているものを使っても十分楽しめそうですね。

 

それではみなさま、たのしんで毎日を過ごしましょう♪

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