みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
インフルエンザが大流行していますね。
↑インフルエンザ流行レベルマップです‥日本列島まっかっか!
本日ご紹介するのはインフルエンザといえばこの漢方、というもの。
タミフルなどのインフルエンザの薬との併用も可能です。
麻黄湯(まおうとう)
こんな症状の方に
感冒・インフルエンザなどの熱性病、腰痛、関節炎、乳児の鼻づまり、湿疹、はしかなど
この漢方薬の構成
- 麻黄・桂枝:汗を出して熱を冷ます
- 杏仁:咳や痰を楽にする
- 甘草:胃腸の働きを整える、ほかの生薬を調和させる
この漢方薬のはたらき
筋肉痛のような症状と強い寒気。これはインフルエンザの特徴ですね。
麻黄湯はまさにそのときに使う漢方薬です。
体を強くあたためて発汗を促すことで熱を下げます。
また筋肉の緊張をゆるめて痛みを緩和します。
気管支を広げて咳や痰を落ち着かせる働きもありますので、咳が出て苦しいときにも。
麻黄湯も葛根湯と同じく少しでも早く飲むことが大切です。
飲むときにはお湯に溶いて温かくして飲んでください。
ドラッグストアで買う時はエキス量がしっかり入っているものを選んでください。
信頼できるメーカーで、エキスも満量に近いものがおすすめです。
(⇑商品にリンクしています。)
いかがでしたでしょうか。
「インフルエンザ大流行!漢方も活用しよう。」をお送りしました。
お医者さんが処方することもあります。もちろん状況によっては違う漢方薬になることもあります。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
ご興味のある方は登録してくださるとうれしいです。
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