みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
みなさん最近体調を崩していませんか。
風邪かな、とおもったら病院へ!!と思ってもなかなか行く時間がとれないですよね。
しかも風邪は病院でもらう風邪薬では治りません笑
風邪は80-90%がウイルスが原因なので抗生物質は効きません。
一時的に熱を下げたり、鼻水や喉痛などの症状を和らげる薬がでるだけで、風邪ウイルスをやっつける薬は存在しないのです。
しかし風邪は出来るだけ早めの対策が肝心です。
まずはお近くの薬店、ドラッグストアへ立ち寄りましょう。
葛根湯はどういうときに飲むの?
かぜの引き始めで首の後ろや肩のあたりがゾクゾクし、布団を何枚重ねても「さむけ」がとれないときに飲む漢方。
かぜの引き始めとは「ん?なんか背中がおかしいぞ?」と思った時点です。
背中の風門というツボのところから体内に風邪と寒邪が入ってきます。
ブルっとするのはここから入ってきた邪を外へ追い出すために、身体が筋肉を震わせて熱を生み出しているからです。
現代的にいうと、ウイルスをやっつける温度まで体温を上昇させています。
この段階では身体のだるさはなく、とにかく寒気があるのがポイント。背中の筋肉が緊張している感じになります。
葛根湯の飲み方
葛根湯、添付文書には一日2~3回で飲むようになっています。
しかし私は汗がじんわりと出てくるまで2時間おきに飲んでいます。(あくまでも自己責任で)
飲んだら布団にくるまって汗をかいてしまえば次の日には爽快!何事もなかったかのようになりますよ。
エキス顆粒(細粒)の場合は必ずお湯に溶かして飲むこと。
錠剤のタイプもありますが、お湯に溶かしづらいので粉タイプをおすすめします。
私がお気に入りなのはピュアドリップ葛根湯。
これは粉でも錠剤でもなく、煎じ薬をお手軽に飲めるように濃縮した「濃縮煎剤」。
やっぱり葛根湯は煎じ薬の効きがよいですね。
かなりこの子には助けられています。
添加物はエタノールのみというのも安心です。
いかがでしたでしょうか。
「風邪に使う漢方薬「葛根湯」を効かせるように飲む方法」をお送りしました。
葛根湯は背中がブルっとしたら、できるだけすぐにお飲みください。本当はご家庭に常備しておくのが一番です。
それではみなさま、今日も元気に♪
たのしい1日にしましょう!!