みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
さて本日はみなさんがご存知の胃腸薬を取り上げたいと思います。
大正漢方胃腸薬(たいしょうかんぽういちょうやく)
発売は1978年で歴史としては40年ほど。それほど古いお薬ではありません。
この薬には2つの漢方薬が入っていて、とくに胃の痛みにすごく効果的です。
大正漢方胃腸薬に入っている漢方
このお薬には2つの漢方が入りますが、それは安中散(あんちゅうさん)と芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)。
安中散はお腹を温めて痛みをとる漢方。
芍薬甘草湯は胃がキューっとなっているのをほぐす漢方。
ダブルで痛みをとるはたらきがあります。
大正漢方胃腸薬はこういう方に
胃の痛みにとても効果的です。
とくにお腹が冷えているときには効果絶大。
効能効果としては、胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸やけ、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)になります。
いかがでしたでしょうか。
「大正漢方胃腸薬はどんな漢方?」をお送りしました。
私は漢方を知らないときから、この胃薬にはお世話になっておりました。
漢方薬が2つも入っていて、本当によく効きますよね。
それでは、必要なときは和漢の力をかりて、毎日を楽しく過ごして参りましょう♪
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