みなさん、こんにちは。
漢方薬剤師の原明奈です。
口内炎になりやすいという方いらっしゃいますか?
うちの母がそうなのですが、口内炎になりやすい人は胃の調子が悪い方が多いです。
旅行などで食生活が少し変わると口内炎が出来るかたもいらっしゃいますね。
口内炎は出来てしまうと、せっかくの食事が美味しく食べられず、旅行が楽しめないことも。
口内炎になったとき、まずオススメする漢方をご紹介します。
口内炎になりやすいな、と思ったら飲んでみる漢方
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
口内炎になりやすい体質の方、また出来てしまった口内炎を早く治したい方におすすめなのが、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)です。
医療用漢方薬とても有名な半夏瀉心湯。
ツムラやクラシエさんのお医者さんからもらう漢方薬では、14番の番号が書かれています。
どんな方の口内炎に効くの?
漢方薬は本来、〇〇という症状に使う、というよりはその方の体質や生活習慣を踏まえて選びます。
しかし口内炎のできる方の体質はよく似ていますので、「口内炎」というだけで半夏瀉心湯を使っても結構ヒット率が高いです。
どんな方にあうかと言いますと、
- ストレスが多く(それによって胃熱を生み出し)胃のあたりがむかむかする
- 食事が偏っていて胃に負担をかけている
というような場合に効果的です。
便通はどちらかというと下痢気味で、未消化のものが便にでてくるような方です。
便秘の方でも問題なく使えます。
半夏瀉心湯は胃の調子が悪いことからくる口内炎にとてもよく効きます。
最近では癌の患者さんの口内炎にも使われて、認知度が増していますね。
口内炎になる原因を考えてみよう。
口内炎は半夏瀉心湯をのむと治る方も多いのですが、食習慣が影響している場合が多いです。
そのため同じ生活スタイルをしていると必ず再発してきます。
なぜ口内炎になってしまったのか、その原因を考えないと完治は難しいですね。
たとえば私の母は、コーヒーの飲みすぎが原因でした。
私は甘いものを食べ過ぎたかな、というときに口内炎ができやすいです。
どういうときに口内炎ができやすいのか、それを日ごろから考えてみてください。
原因を考えてとりのぞくことで症状が改善することが多いですよ。
いかがでしたでしょうか。
「口内炎を早く治したいときの漢方薬《半夏瀉心湯》」をご紹介しました。
口内炎でお悩みの方、まずは半夏瀉心湯を飲んでみて、また生活習慣も見直してみてくださいね。
それではみなさま、心と身体を整えて人生を愉しみましょう♪