風邪

江戸時代の儒学者「貝原益軒」に学ぶ、夏と冬の養生法

投稿日:2019年7月24日 更新日:


みなさん、こんにちは。

漢方薬剤師の原明奈です。

日本は四季があるのでその季節に合った養生法があります。

そのことを知り養生することはどんな健康食品や薬を飲むかということ以上に大切です。

夏と冬の過ごし方についてお伝えします。

特に夏は油断しがちですが、実は一番気を付ける季節。

どういったことに気をつけたら良いか、先人の知恵をしっかりあなたのものにしてくださいね!

江戸時代の超長寿の儒学者「貝原益軒」に学ぶ、夏と冬の養生の違い。

貝原益軒(かいばらえきけん)とは誰?

日本で養生といったらこの方がお手本、というぐらい有名な方。

江戸時代の本草学者であり儒学者の貝原益軒です。

貝原益軒

貝原益軒は、当時50歳の平均寿命のときに84歳まで生きました。

この時代では驚くほどの長生きです。

『養生訓』という本を83歳のときに書いています。この本には人生83年生き抜いた秘訣がかかれているんですよ。

さっそくみてみましょう。

 

夏の養生方法

以下養生訓の夏の養生に関しての原文抜粋です。

夏は人の肌膚が大いに開くため外邪が入りやすく涼風にあたるべからず

陰気隠れて腹中にあるゆえ食物の消化すること遅し

夏は温かいものを食べて,脾胃をあたため冷水のむべからず

四時の内、夏月、尤(もっとも)保養すべし

夏はとにかく暑い!

気温が高くなるとそれに対して私たちはどう対応するかというと、身体の毛穴をゆるくして、開きやすくします。

汗をかきやすくしてあげて、その汗によって身体の熱を冷まそうとするんですね。

熱を外へ出すために、内から外向きのベクトルとなります。

そうすると身体の中から外へ外へエネルギーが向かうことになります。

これは大事な生理反応ですが、ここにひとつ問題が。

外に向かうと、身体の内側へのケアがおろそかになってしまいます。

内側とは具体的にはお腹のこと。

お腹にエネルギーが回らないため、胃腸の機能が低下しやすくなります。

実は夏は四季の中で一番胃腸に要注意なのです!

夏は意外なのですがお腹の中は冷えていることが多いんです。

暑いからといって、お腹の中も暑いんだと勘違いして、冷たい水やビールを飲んでしまいます。

するとさらにお腹が冷えてしまいます。

夏はお腹を温めることを意識しましょう。

インドなど暑い地域ではカレーを食べますよね?

日本でも夏にあえて辛い物を食べることがあると思います。

お腹はしっかりあたためて、そして汗を出して体の表面は冷やす。

これを心がけてくださいね!

インドカレー

夏は四季の中で養生に一番気を付ける必要があります。

冬の養生方法

以下養生訓の冬の養生の部分の原文抜粋です。

冬は天地の陽気閉じ隠れ人の血気おさまる時也

心気を閑(しずか)にしおさめて保つべし

あたゝめ過して陽気を発し、泄(もら)すべからず

上気せしむべからず

衣服をあぶるに少(すこし)あたゝめてよし

熱きをいむ。衣を多くかさね、または火気を以て身をあたゝめ過すべからず

熱湯(あつゆ)に浴すべからず

労力して汗を発し陽気を泄(もら)すべからず

冬は寒いので体中の毛穴がきゅっとしまった状態になります。

人は冬眠しませんが、中に中にエネルギーをため込むことになります。

こころを落ち着けてゆったりと過ごしましょう。

意外なのが、温めすぎてはいけないということ。

もちろん冷えるのはだめですが、過剰にモコモコのブックブクに着ぶくれしてはだめです。

そうするとのぼせて少し汗をかいてしまいます。

汗をかいてしまうと外にエネルギーが漏れ出てしまい、中にエネルギーが貯められません。

そうすると次の春、本来は活動が盛んになる季節ですが十分に動けなくなってしまいますよ。

 

いかがでしたでしょうか。

「江戸時代の儒学者「貝原益軒」に学ぶ、夏と冬の養生法」をお送りしました。

「夏は温かいものを食べる」「冬は汗をかかないこと」を意識しましょう。

これら季節にあった養生を意識することで、体調を崩しにくく、気持ちよくその季節をエンジョイできますよ♡

それではみなさま、明日も楽しい一日にしましょう!

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