こんにちは。
日本女性の美しさを育てる
和漢美容の専門家、漢方薬剤師の原明奈です。
以前、堀江貴文(ホリエモン)さんのイベントにて、美しいデザイン畳を作る山田さんと知り合いました。
https://japanesefloortatam.wixsite.com/yamada
この美しい畳をもっとみなさんに見て頂きたいなと今度イベントを企画をしています。(2019年6月9日開催しました)
そんなご縁があり本日はい草を取り上げることにいたします。
い草と和漢のつながり
い草も和漢で使います。
い草で作られる畳。
実はい草は畳だけではありません。
漢方薬にも使われていますし、お茶のようにして飲むこともあります。
い草は和漢では「燈心草(とうしんそう)」と呼ばれます。
昔は油に火をつけて明りを灯していましたが、その際にい草の茎を燈心に用いたことに由来しています。
あのい草を1cmくらいの長さで切って使います。
い草のお茶は、むくみとりに。
燈心草(い草)は和漢では身体のむくみをとるために使います。
日本は島国で海で囲まれていますので日本人は海外の方よりもむくみやすい体質です。
日本でおなじみの薬草にはい草だけでなく身体のむくみをとるはたらきがとても多いのです。
ドクダミ、はぶ茶、ハトムギ…なども、むくみをとってくれる働きがありますね。
日本は湿気が多い気候のため身体はむくみやすいのですが、その代わりちゃんと日本には、むくみをとる薬草も沢山生えているんですね。
身体に必要なものを身近な草花でケアできる、これはほかにも例がたくさんあります。
東洋医学を学んでいると、自然界のものは法則をもって成り立っているんだなぁと気づかされます^^
さて、い草をお茶として飲むのは不思議な感じがいたしますが、お茶として一般にも販売されています。
どんな味なのか気になった方はぜひお試しください。
畳の香りが口の中に広がりますよ。
漢方薬では分消湯(ぶんしょうとう)に入ります。
この漢方薬はガン患者さんに使うことが多いですね。
癌の患者さんは、浮腫や腹水、胸水など身体に病的に水分がたまってしまうことがあります。
そんなときに身体をいたわりながら浮腫みをとってくれる漢方薬です。
こちらは保険適応の漢方薬にはないのでお医者さんではまず出ることはありません。
少し珍しい漢方薬になります。
置いてあるところは漢方薬局。
もちろん患者さんの状態によって案内される漢方薬ですので、むくみがあるから、というだけで出てくるわけではありません。
気になる方はお近くの漢方薬局で相談してみてくださいね。
楽天でもお店をもってらっしゃる薬局さんもあり、通販で買うことも可能のようです。
い草には寝つきをよくするはたらきも
い草はむくみをとるだけではなく、心をリラックスさせるはたらきもあります。
とくに、日ごろから仕事など追われることが多く、考え事をしてしまう方に良いですね。
そして寝るときに頭の中であれやこれやとグルグルやることが浮かんできて、上手く眠れないときに。
そんな方は東洋医学的には心に熱がこもっている状態になっています。
い草には心の熱を冷ましてくれる働きがありますので、リラックスさせて寝つきをよくしてくれます。
小児の夜泣きにも使うことがありますよ。
い草の香りはとても心をリラックスさせますよね。
口からお茶のように取り入れても同じような効果が期待できるんです。
6月12日追記「和漢美容お茶会」開催しました
山田さんのデザイン畳がとっても素敵で、コラボさせて頂いた和漢美容お茶会。
2019年6月9日、開催いたしました。
いつもは女性中心なのですが、今回は30-40代の男性が多くいらっしゃいました。
この世代の男性はご自身の体メンテナンスが後回しになってしまいがちです。
こういう機会にご自身の体調ケアや、漢方や日本の薬草に興味をお持ちいただきとても嬉しく思います。
そして山田さんのデザイン畳のお話をとても興味深く聞かせて頂きました。
光の加減で畳の濃淡が変わり、それを活かしてデザインに!!
今は畳で龍のデザインにも挑戦しているそう!
個展を考えていらっしゃるようで、山田さんのこれからがとっても楽しみです。
ご参加の皆様、山田さん、場所を貸してくださった敬子さん、ありがとうございました。
同じ畳なのに、光のあたり具合で色が変わる不思議。
お茶は、ハトムギや柿の葉、クコの葉などのブレンド茶。
お茶菓子は若鮎です。
さくらんぼは差し入れで頂きました♡
さて日本伝統のい草も和漢で活躍するという事、ぜひ知っていただきたいなと思います。
むくみにも寝つき改善にも繋がるい草。
気になった方はぜひお試しください。