漢方

漢方ってどう勉強したらよいの?私が漢方の知識をどう身に付けたか

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みなさんこんにちは。

和漢美容の専門家、漢方薬剤師の原明奈です。

本日は私が漢方の知識をどうやって身に付けてきたかについてのお話をさせていただきますね。

実は漢方の知識は、薬剤師の免許をとっても身に付きません。

薬学部では漢方に関連した授業として生薬学薬用植物学を学びますが、植物の成分について西洋薬と同じような感覚で勉強するだけなんです。

最近は一部の漢方薬が国家試験に登場し始めましたが、まだまだ浅いです。

漢方の知識をつけていくには、自分で頑張って勉強していく必要があります。

 

私が漢方の知識をどうやって身に付けてきたか

漢方に興味はあっても、どうやったら身につくの‥。

私は学生時代からこのことをずっと考え試行錯誤をしてきました。

最近こういうお悩みを多くいただくので、私がしてきたことを書きますね。

薬学部に入って漢方サークルを立ち上げる

大学一年のとき、思い切って漢方サークルを立ち上げました。

そこでみんなで知識を深めていこう!と意気込んで。

しかしながらだれも漢方の知識がないため、みんなで本を読むくらいしかできず。

なかなか理解が深まりませんでした。

大学院の生薬研究室へ

その後やっぱり漢方に関わりたいと、漢方薬の研究を行う大学院の生薬研究室へ入りました。

研究として扱うものは漢方薬でも西洋医学に準じた研究になるため、やはり漢方自体の知識はあまり深まらなかったなぁと感じています。

漢方メーカーへ就職

大学院を卒業したのち、もうこれは仕事として強制的にやれば身につくだろう!と漢方メーカーの学術職となりました。

ここで教育を受け、私自身も新人研修担当になったり、営業(MR)の教育をしたりして飛躍的に知識がついたと感じます。

漢方相談薬局へ

漢方メーカーを5年半経験しましたが、なんだかまだしっくりきてないと感じていました。

それは私が漢方薬を実際に飲んでいる患者さんと接していない、ということです。

漢方メーカーにいると医師はじめ医療関係者とお話する機会はあるのですが、患者さんと話すことがないんです。

そこで患者さんに近いところで経験をつもうと考えました。

2年半漢方相談薬局にいて、知識をどうやって実際に患者さんに当てはめていくかを経験させていただきました。

それと漢方薬の原料である生薬がどんな形をしているのか、どういうのが質がよいのかを日々繰り返す調剤を通して学びました。

ブログを書いてアウトプット

何事も学んだらアウトプットが大切ですね。

このブログも最初は私が漢方薬の知識を整理するため、そしてこのブログを参考に漢方薬を自分で試してみようかな?と思ってくれる方が一人でもいたら嬉しいという気持ちで始めました。

はじめたときは、このブログを半年間毎日更新する!と決めて書き続けました。

お食事会などで夜12時回ったときも、お正月でも半年は必ず更新しました。

セミナーを開催

ブログを書くのと並行して、一般の方向けにセミナーを開催してきました。

漢方を初めての方に伝えるにはどういったらよいのか。

漢方の製薬会社では医師向けに300回以上は勉強会を実施してきましたが、一般の方向けとなると話し方は変わります。

なるべく専門用語を使わず、みなさんの表情を見ながらすすめています。

 

このように漢方の知識は一長一短では身に付きませんし、私もまだまだと感じています。

みなさんにはもっと身近に感じて頂きたいと、ブログの発信やセミナー活動は引き続きやってまいります。

私のこれまでの経験すべて踏まえて、そして毎回新しく勉強してお話していますので、よろしければお越しくださいね。

 

私が漢方を勉強する上で一番読み込んでいる本

さて最後に私が学生時代から参考にしている本をひとつご紹介いたします。

腹証図解漢方常用処方解説

漢方の赤本といわれる本。

高山宏世先生の著書「腹證図解漢方常用処方解説」です。

現在は60版まで重ねており大ベストセラーの本になります。

 

どんな内容の本?

漢方薬1つずつ見開き1ページで解説されています。

それぞれの処方にレトロチックなヒトのイラスト付きです。

用語は少し難しい部分もあります。超初心者向きというわけではありません。

私のおすすめする使い方
  1. 「今日、先生この漢方薬処方してたな…」とその漢方薬を覚えておいて、その方剤のページをひらいてじっくりと読んでみる。
  2. 用語はわからなければインターネットで引いてみる。
  3. 「類方鑑別」で似たような漢方薬との使い分けも書かれているので、他にもある中でなぜこれを選んだのか、漢方が処方された患者さんを思い起こして考えてみる。

こうしていくと、じわじわと身についていきますよ。

 

漢方にもいろいろな流派がありますが、この赤本はザ・日本漢方です(古方といいます)。

日本漢方は経験をとても重視していますので、こういった症状が出たらこの漢方!という感じの解説です。

ここにのっている漢方処方は漢方大手のツムラさんが持っている方剤になりますので、まずは押さえたい処方ばかりですね。

 

いかがでしたでしょうか。

「漢方の知識をどうやって身に付けてきたか」をお送りしました。

どの分野でもそうだと思いますが、自分より知識や経験のある方に教わるのが一番です。

それではみなさん、明日もよい一日にいたしましょう。

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