こんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
漢方薬を飲んでみたい!と思った時の考えられる方法2つ目をご紹介いたします。
いつも使っている身近なお店で買う方法です。
みなさんは「ドラッグストア」は普段からいきませんか?
私は学生の頃にドラッグストアでアルバイトをした経験がありますが、漢方薬とは気づかないけれど実は漢方薬!というのが沢山あるんですよ。
お客さんの相談を受けるときに漢方やっててよかった♡と思いながら説明していました。
ドラッグストアにおいてある漢方薬はどういうの?
パッケージ見ためから分けると2種類あります。
1.明らかに漢方薬のパッケージ
堂々と漢方薬の名前が書いてあります。漢方薬の名前で買う人は買いやすいです。
漢方薬の中でも一般の方に名前が浸透している葛根湯、麦門冬湯、補中益気湯などがこのような形で販売されています。
2.漢方薬っぽくないけれど漢方薬
その漢方がどういうはたらきをするかを商品名としたもの。
漢方薬の漢字名に抵抗がある方でも、受け入れやすいです。
漢方薬と知らずに買われる方もいらっしゃいますね。
医療用漢方薬とドラッグストアの漢方薬の違い
ドラッグストアの漢方薬は医療用漢方薬(病院でもらうもの)よりもエキス量が少ないことがあります。
医療用漢方薬は医師が出すため何か患者さんに問題がおこってもフォローがしやすいのですが、
ドラッグストアは買ったあと、その方が再度来店いただかないとフォローができません。
安全を優先して少し薄めになっているんですね。
しかし少し前から医療用と同じくらいのエキス量が入っているものも登場しています。
この傾向はお客さんのニーズもあって進んでいるようです。
「満量処方」とパッケージに書いてあるのがそうです。
もしくはその記載がなくても満量になっているものがあります。
ドラッグストアで買うときはぜひ薬剤師や登録販売者に相談してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
「漢方薬はどこで手に入れるの?一番身近なお店」をご紹介しました。
普段行きなれているところなら、漢方薬を買ってみようかなと思っていただけますか。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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