こんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
以前漢方を全く知らない方に、漢方薬のことを熱っぽく語ったら…
「漢方ってなんか身体に良いイメージだよね。苦そうだけど。でもどこで買えるの?」
と言われて
あ、そうか。世間ではこの反応がほとんどなんだ、と感じました。
漢方薬を飲んでみたい!と思った時の考えられる方法を書きますね。
お医者さんに処方してもらう
・漢方専門の病院(クリニック)を受診する
東洋医学の診断により漢方薬を出してくださいます。
エキス顆粒や細粒がメインになりますが、煎じ薬を出す先生もいます。
基本は健康保険が適用になります。
しかし最近は煎じ薬は自費の場合が多くなってきました。
すべて自費にしているクリニックもあります。
保険と自費ではだいぶ金額が異なりますので、あらかじめ調べてから受診しましょう。
・専門は漢方ではなく他科(産婦人科、精神科など)を標ぼうする病院(クリニック)を受診
みなさんがクリニックを受診したら、漢方がでた!という経験はありませんか。
メインは西洋薬で治療される先生でも補助的に漢方を使う場合があります。
保険が適応する医療用の漢方薬は150種類ほどありますが、数種類のみ使う先生が多い印象です。
メーカーとしてはツムラさん、クラシエさん、コタローさんが多いですね。
お医者さんに処方してもらうと良いこと
基本的に保険がききますので3割負担となります。
薬代だけを考えるとお値打ちです。
漢方薬は原料が高いので薬の値段も高くなりがち。
長期に飲むことを考えたら、とてもメリットになりますね。
お医者さんに処方してもらうときに知っておきたいこと
・漢方薬を出してもらえると思っても出してもらえないことがある
そもそも保険治療においてどのような薬が出るかは、患者の希望ではなく医師の判断によります。
漢方薬を扱っているところでも医師の判断で出ない場合もあります。
・医師により漢方の知識差が大きい
これは薬剤師でも同じくなのですが、医学部や薬学部では漢方はほぼ学びません。
医師になってから独学で勉強されている方がほとんどですので知識差が大きいです。
その先生が詳しいかは周りの方の評判を聞いてみるのが良いと思います。
・煎じ薬を処方してくれるところが少ない
煎じ薬が本来の漢方薬の飲み方ですが、保険の範囲でされるのは難しくなってきています。
漢方薬を本格的に飲もうとされている方は、せっかくなら効果の高い煎じ薬にチャレンジしたいですね。
エキス顆粒だと効果がない場合でも、煎じにすると同じ処方でも効果がみられる方がいます。
いかがでしたでしょうか。
「漢方薬はどこで手に入れるの?健康保険がきく?きかない?」をご紹介しました。
漢方薬を手に入れる方法の1つは漢方を処方する医師の病院やクリニックを受診することです。
クリニックのホームページに漢方をされていると書かれている先生も多いので、探されてみてはいかがでしょうか。
他の入手方法についてはまた改めて書かせていただきます。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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