みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
みなさんは、足がつった!という経験はありますか。
足がつる背景としてはさまざまですが、寝ている時、久しぶりに運動している時に起きやすいですよね。
本日はそんな方におすすめの漢方薬をご紹介いたします。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
こんな症状の方に
こむら返り(足がつる)、しゃっくり、神経痛、腰痛、胃痛、排尿痛など
この漢方薬の構成
- 芍薬:からだに栄養をあたえ、筋肉をゆるめる
- 甘草:胃腸機能を調整する、痛みを和らげる
この漢方薬のはたらき
寝ているときや運動中に急に足がつる、しばらく動けないですし、また起こるかも!と思うと不安ですよね。
漢方では筋肉が急につることを、身体の動力「気」と栄養分「血(けつ)」が一時的に不足している状態ととらえます。
芍薬甘草湯は、甘草が「気」を、芍薬が「血」を補い筋肉の急なけいれんを鎮めます。
足がつるのを改善するはもちろん、予防にも使えます。
また、筋肉のけいれんに伴う痛みにも効果があります。
(⇑商品にリンクしています。上は顆粒タイプ、下はめずらしいゼリータイプ。運動中などすぐに服用して利かせたい方におすすめです)
いかがでしたでしょうか。
「足がつった!ときにすぐ効く漢方薬」をお送りしました。
芍薬甘草湯は安中散とともに大正漢方胃腸薬にも含まれます。
漢方薬の中ではとっても即効性があり、飲んでから数分で効果が現れることもあります。
足のつり、痛みなどにぜひお役立てください。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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