みなさんこんばんは。
漢方薬剤師のmyuです。
今日はお風呂、薬湯のおはなし。
和ハーブの本からの話題です。
五木八草湯(ごぼくはっそうとう)
日本でお風呂の中に薬草をいれる風習は古くからあります。
その中でも五木八草湯といって、五つの木と八つの草が良く使われます。
- 五木:モモ(桃)、ウメ(梅)、ヤナギ(柳)、クワ(桑)、エンジュ(槐)
- 八草:ショウブ(菖蒲)、ヨモギ(蓬)、オオバコ(車前草)、ハス(蓮)、オナモミ、クマツヅラ、ハコベ、スイカズラ
どれもおなじみのもの、日本に昔からあるものですね。
桃の葉は以前こちらで紹介しました。
ヨモギはこちらで体を温めるお茶としてご紹介。
お風呂にいれても身体を温めるはたらきがあります。
ちなみにオナモミは、小さいころくっつき虫として遊んでいたこちらのことです。
あせもや皮膚炎に良いようです。
なんと現在は絶滅危惧種に指定されているとのこと。たしかに見なくなったようなきがします。
いかがでしたでしょうか。
「日本のお風呂に重宝される、五木八草湯」をお送りしました。
入浴剤は買うだけではなく、お庭や道端に生えているものを使っても十分楽しめそうですね。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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