みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
本日(2/20)は岐阜薬科大学にお邪魔して、「伊吹山薬草を知ろう・語ろう!」というシンポジウムを聴講させていただきました。
水野瑞夫先生、酒井英二先生、田中俊弘先生のとっても豪華な顔ぶれでした。
水野先生は岐阜薬科大学の名誉教授であり、長年にわたり薬用植物界を引っ張っていらっしゃる先生です。
最近では和ハーブ協会の最高顧問の先生としても有名ですね。
伊吹山の薬草
伊吹山は滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰の山です。
植物は1300種、そのうち薬草が280種あり「薬草の宝庫」として有名です。
イブキの名のつく薬草たち
植物の名前のあたまに「イブキ~」とついているものは26種もあるようですよ。
こちらはゲンノショウコに近い植物のイブキフウロ。
花びらの先が3つに分かれているのが特徴です。
ゲンノショウコと同じく下痢止めに使うようです。
ゲンノショウコについてはこちらの記事をご覧ください。
イブキジャコウソウは日本のタイムといわれ、気品あるさわやかな香りがあります。
百里香ともいい、百里四方にも及ぶほど遠くまで香るという意味がこめられています。
お料理の香りづけに使われます。
イブキトラノオは虎のしっぽに似ていることから。こちらも下痢止め、止血、抗菌作用があります。
どの植物もほんとうに可愛らしいですね!
薬草のおすすめ本
いかがでしたでしょうか。
「伊吹山薬草(和のハーブ)のシンポジウムとおすすめの薬草本」をお送りしました。
伊吹山、近いうちに絶対いってこようと思っております。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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