みなさんこんばんは。
漢方薬剤師のmyuです。
本日も寒すぎます…。
冷えの漢方薬をご紹介いたしますね。
身体の内側から温めてくれる附子が配合された漢方薬になります。
真武湯(しんぶとう)
こんな症状の方に
冷え、立ちくらみ、めまい、下痢、どうきなど
この漢方薬の構成
- 附子:身体を強くあたためる、新陳代謝を高める
- 茯苓、白朮:水の代謝を改善する、胃腸を整える
- 芍薬:内臓の元気をつける、腹痛を和らげる
- 生姜:身体を温める
この漢方薬のはたらき
内臓まで冷えてしまい、立ちくらみ・めまい・下痢などがあるときに使います。
この立ちくらみやめまいですが、冷えの第一人者として有名な高木嘉子先生に教えていただいたことをメモします。
真武湯は、歩いているときに地面にしっかり足がついていないような感じがしてフワフワと雲のうえを歩く感じ、まっすぐ歩いているのにだんだんと斜めに歩いてしまう(一緒に歩いている人に寄っていってしまう)方に効果が高い、とのことです。
附子が配合されているので、筋肉量が少なく自分の力で体を温める力もないような方に向いています。
附子は作用が強いので慎重に使う必要がありますが、この時期に本当に冷えている場合は取り入れたい生薬になります。
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(⇑商品にリンクしています。こちらは楽天。玄武湯となっていますが同じ漢方です)
いかがでしたでしょうか。
「身体の中の強い冷え、むくみがある方に。」をお送りしました。
寒いとだれかに近寄って温まりたい気持ちになる、そんな方に向いている漢方薬ですね。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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