みなさんこんばんは。
漢方薬剤師のmyuです。
本日は以前もご紹介した漢方薬をもう少し掘り下げてご紹介いたします。
下痢になったり、便秘になったり…は現代でいうと過敏性腸症候群のことですね。
この症状は日本人にはすごく多いんですよ。実は私もそうだったので、この漢方薬には結構お世話になりました。
みなさんも過敏性腸症候群と確定診断がつかないまでも、こういった症状がみられるときはぜひお試しください。
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
こんな症状の方に
腹痛、下痢、腹部膨満感、過敏性腸症候群
この漢方薬の構成
- 桂枝:冷えからくる痛みをとる
- 芍薬:腸の筋肉のけいれんを緩める、お腹の痛みをとる
- 甘草:胃腸の働きを整える、お腹の痛みをとる
- 生姜・大棗:胃腸の働きを整える、身体を温める
この漢方薬のはたらき
体力がなくもともと胃腸が弱い方で、ストレスやお腹の冷えにより便秘や下痢を繰り返しているときに使う漢方薬です。
お腹にガスがたまって張る感じや、腹痛があることもあります。
お腹を温め腸が過敏になっているのを緩めることで便通を正常にし、お腹の張る感じや痛みを改善させます。
(⇑商品にリンクしています。)
いかがでしたでしょうか。
「便秘になったり下痢になったり…お腹の痛みもあるとき」をお送りしました。
お腹の調子を整えるのは漢方の得意分野。ぜひ上手に取り入れてみてください。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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