みなさんこんばんは。
漢方薬剤師のmyuです。
本日は昨日に続き、のどの痛みをとりあげます。
以前ブログでのどの痛みに使う漢方薬を3つご紹介し、昨日は桔梗湯を紹介しました。
本日は桔梗(ききょう)と石膏(せっこう)2つが合わさった漢方薬のご紹介です。
桔梗石膏(ききょうせっこう)
こんな症状の方に
ヒリヒリする喉の痛み、喉の腫れ、扁桃炎、咳、痰、皮膚化膿症
この漢方薬の構成
- 桔梗:痰を鎮めて咳を止める、肺や気管支の熱を和らげる
- 石膏:熱をさます、体液の産生を促進する
この漢方薬のはたらき
のどの痛みをとってくれる漢方薬です。
桔梗と石膏という二つの生薬のみで構成されるシンプルな処方です。
氷を舐めたいくらい熱感がありヒリヒリとした喉の痛みに効果的です。
石膏は漢方では氷のような役割をします。
潤して冷やす働きがあるため熱をとって痛みを和らげます。
のどの痛みだけではなく、皮膚が化膿してヒリヒリと痛い時にも使います。
この方剤のみを使うというよりは他の漢方薬に加えて使う事が多い処方です。
(⇑商品にリンクしています。)
いかがでしたでしょうか。
「氷を舐めたいくらいに喉がヒリヒリする方に」をお送りしました。
桔梗石膏は身体を冷やしますので、本当に必要なときだけ飲むようにしてくださいね。
とくにお腹が弱く下痢しやすい体質の方は長期に飲まないようにしてください。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。
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