みなさんこんにちは。
漢方薬剤師の原明奈です。
本日取り上げるのは、胃の調子が悪いときに使う漢方薬。
とくにストレスで胃の調子が悪くなってしまっている方におすすめです。
以前にも口内炎のところでご紹介したことがあります。こちらもご覧ください。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
こんな症状の方に
急性・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、神経性胃炎、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
この漢方薬の構成
- 黄芩(おうごん)・黄連(おうれん):余分な熱をさます、ストレスを緩和する
- 半夏(はんげ)・乾姜(かんきょう):みぞおちから胃の辺りの痞えをとる、吐き気を鎮める
- 人参(にんじん)・甘草(かんぞう)・大棗(たいそう):胃腸の働きを助ける
この漢方薬のはたらき
ストレスが多くみぞおちの辺りがすっきりせず吐き気がする。
ストレスから胃に熱がこもってしまい、食べ物を消化・吸収する力が落ちていて胃のあたりがムカムカする。
食事が偏っていて胃に負担をかけている、というようなときに使う漢方薬です。
また胃の調子が悪いことからくる口内炎にもよく効きます。
(⇑商品にリンクしています。一元は錠剤タイプで飲みやすいです。)
いかがでしたでしょうか。
「ストレスによる胃炎や吐き気、逆流性食道炎に半夏瀉心湯」をお送りしました。
半夏瀉心湯は少し無理をしてしまったときの胃炎にとても良い漢方薬です。ぜひお試しください。
それでは愉しんで今日を過ごしましょう♪
「お薬一覧(五十音順)」
⇑これまでに登場したお薬をまとめています。ご参考ください。