漢方

疲れているのに頭がさえて眠れない、こころが不安定なときの漢方薬

投稿日:2017年12月29日 更新日:


今回ご紹介するのは、なかなか上手く眠れない方への漢方薬。

心の疲れも身体の疲れもとってくれますよ。

 

加味帰脾湯(かみきひとう)

こんな症状の方に

不眠症、疲れ、精神不安、神経症、自律神経失調症、物忘れが多い、不正出血、動悸、不妊など

この漢方薬の構成

    • 黄耆・人参・白朮:胃腸を元気にする、体力をつける
    • 竜眼肉・酸棗仁・当帰:血を補い心を落ち着かせる
    • 遠志:物事をしっかり考えられるようにする
    • 木香:食欲を増す、(妊婦の)流産を防止する
    • 茯苓・甘草・大棗・生姜:胃腸を元気にする
    • 柴胡・山梔子:イライラを鎮める

 

この漢方薬のはたらき

もともと胃腸が弱い方に使います。

胃腸が弱い方が、疲れているはずなのに考えすぎて眠れないこころが不安定なときにおススメです。

この漢方薬が合う方は優しい方が多く、ささいなことを気にしてクヨクヨ悩んでしまうタイプ。

そしてそんな自分にたまにイライラしてしまうこともある方に。

 

加味帰脾湯は胃腸の元気をつけながら心の栄養も補います。

疲れをとり、気持ちを落ち着かせてくれるので心地よく眠ることができます。

また不正出血にも使うこともあります。

不正出血がおこる原因、それは心と身体が疲れていると血液を血管の中にとどめる力が不足し外に漏れ出てしまうため。

出血といっても大量の出血ではありません。

加味帰脾湯が効く出血とは、例えば月経が来て終わるはずなのにタラタラと続くようなときです。

(⇑商品にリンクしています。)

いかがでしたでしょうか。

「疲れているのに頭がさえて眠れない、こころが不安定なときの漢方薬」をお送りしました。

心身ともに疲れてしまってる…というとき、ぜひお試しください。

それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。

 

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