漢方

関節がはれて熱をもっているときの漢方薬

投稿日:2017年12月27日 更新日:


みなさんこんばんは。

漢方薬剤師のmyuです。

漢方薬は長期に飲むイメージが強いですが、本日はどちらかというと急性期に短期間で飲む漢方薬のご紹介です。

 

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

こんな症状の方に

膝が痛い、むくみがある、皮膚の炎症、花粉症(鼻炎にも、目の痒みにも)

 

この漢方薬の構成

  • 麻黄: 汗を出して熱を冷ます・水分を汗や尿として外に出す
  • 石膏:熱を冷ます・乾きをおさえる
  • 蒼朮:体内にたまった余分な水分をとる
  • 大棗・甘草・生姜: 胃の機能を高める

 

この漢方薬のはたらき

熱(炎症)があり体の水分バランスが崩れてむくみがあるときに使います。

熱とむくみが合わさった状態、難しく言うと湿熱証の方に。

熱とむくみが身体全体だけでなくどこか一部分でおこっていることがあります。

例えば関節の場合。その関節の熱をとって、腫れや痛みを和らげる効果があります。

また花粉症で鼻炎がひどいとき。鼻の粘膜の腫れを和らげる効果があります。
(花粉症のときって鼻の粘膜がパンパンにはれてその部分の水分バランスがくずれていますよね。またその粘膜が熱をもっている感じになりますね。)

(⇑商品にリンクしています。私の大好きなメーカーさん、一元の錠剤タイプ。)

いかがでしたでしょうか。

「関節がはれて熱をもっているときの漢方薬」をお送りしました。

越婢加朮湯は漢方薬の中でも効果がシャープに効きます。

漢方の痛み止め!といっても過言はありません。

しかしずっと飲んでいると身体が疲れてきてしまいますので、何か月もずっと飲むというのは控えてくださいね。

それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。

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