みなさんこんばんは。
漢方薬剤師の原明奈です。
昨日ご紹介した葛根湯。葛根湯は風邪かな?と思ったその日か、次の日には飲みましょう。
でも事情があって飲めなかった場合、次は柴胡桂枝湯を試してみてください。
柴胡桂枝湯はどういうときに飲む?
かぜをひいて3~4日くらいたった時、最初のゾクゾクした寒さだけでなく熱さも感じるようになります。
寒いときと熱いときがあるというのがポイントです。
邪が外側から中側(胃腸)に入ってきている途中の段階なので、胃腸の調子も悪くなります。
「食欲がない」「吐き気がある」という症状が出てきます。
また寒気からくる風邪ではなく、下痢から始まったというような胃腸風邪にも効果的です。
柴胡桂枝湯の飲み方
葛根湯の場合は必ずお湯で溶かして飲んでいただきたいのですが、柴胡桂枝湯は出来る範囲で大丈夫です。
吐き気がある場合は、お湯で飲むと吐き気が強まってしまうかもしれません。
その場合は常温の水でお飲みください。
(⇑楽天にリンクしています)
柴胡桂枝湯を飲む時期の養生法
この時期は風邪が進行して、食欲も低下し本格的に体調が悪くなります。
食べられるときは消化の良いものをとりましょう。
おすすめはヤマイモ。消化をよくし、体力を回復してくれるはたらきがあります。
漢方薬にも山薬(サンヤク)という名前で入り滋養強壮に使います。
薬膳や漢方で多数の著書がある、杏仁美友さんのレシピをリンクしておきますのでぜひご参考ください。
いかがでしたでしょうか。
「風邪かなと思いつつ3日経ってしまったあなたに、柴胡桂枝湯。」をお送りしました。
葛根湯を飲む時期すぎてしまったというとき、胃腸風邪かなというとき、ぜひ飲んでみてください。
それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。