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お米も小麦も漢方のうち。

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こんばんは、漢方薬剤師のmyuです。
お米、小麦は食事では主食となるものですが、
漢方薬に入ることがありましてけっこう大切な役割を果たすんです。

お米の漢方薬の中での役割

お米は身体を潤したり消化吸収を助けたりします。
米はべたっと糊のようなイメージで、「潤す」という連想をしやすいですね。
漢方薬にはいるときの名前はコウベイ(粳米)です。
潤す漢方の白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)麦門冬湯(ばくもんどうとう)にはいります。
白虎加人参湯は、顔の乾燥した感じのほてり・アトピー・口渇に効く漢方薬で、
麦門冬湯は潤しながら咳を鎮めてくれる漢方薬ですよ。

小麦の漢方薬の中での役割

小麦は神経がたかぶるのを落ち着けるはたらきがあります。
ストレスがたまったとき、ビスケットやクッキーが何枚食べても止まらない〜という経験ありませんか。
食べることで心が落ち着くんですよね。
漢方薬にはいるときの名前はショウバクで、代表的な漢方薬は甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)です。
小児の夜泣きや神経過敏に使います。

いかがでしたでしょうか。

「お米も小麦も漢方のうち。」をご紹介しました。

こんな身近なたべものがお薬としても役割をはたすのは不思議な感じがしますね。

それではみなさま、明日もご自身をいたわって健康でありますように。

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